ネズミ出現!?どうすればいいのでしょうか?

すみれが丘町内会 町内会長 宮内 康一

すみれが丘町内会の皆さま

最近町内でネズミ(イエネズミ類)の目撃情報が増えています。イエネズミ類には下記のような生態とリスクがありますので、どうかお気をつけください!
このページでは基本的な対応方法などをまとめましたので参考にしてください。

※本件についてはすみれが丘町内会では特に対応は実施していません。
ただし、会員の皆さまには適宜情報提供を行いたいので、可能な範囲ですみれが丘町内会(下記メール)に目撃(捕獲)した日時・場所・種・個体の特徴などをお知らせください。
  ⇒ 情報の連絡先(メール) : info(アットマーク)sumiregaoka.com

イエネズミ類とは

・イエネズミ類とは、主に古来より人と生活の場が重なる、「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種を指します。なお、森や草原など自然環境に生活するネズミ類(アカネズミやヒメネズミなど)はノネズミと総称されています。
・イエネズミ類は、穀物を食べ、伝染病を媒介するなど害が大きいことから、衛生害獣とされ、食品衛生法では防除が義務付けられています。
・イエネズミ類の特徴は次のとおりです。
◎成獣の体長は15~22cm
◎尾が長く、体が比較的細くスリムな体型
◎目や耳が大きく、ミッキーマウスのモデルのような姿
◎木登りや高所が得意で、都市部ではビルにも多く見られる
・すみれが丘で目撃事例が増えている種がいずれであるかはわかっていません(クマネズミの可能性が高いと考えられます。)。
・目撃事例の増加が、生息密度の増加によるものか、その他の要因(駆除剤耐性の獲得、温暖化など)によるものかはわかりません。
・人やペットを攻撃することがあります。
・環境条件などにより、「ネズミ算」と言われるほど急激に個体数を増やすことがあります。
・柱や壁、電気配線など家の一部に危害を加え、火災の原因となることもあります。
・幼獣の目撃例があれば、繁殖している可能性が高いと考えられます。

イエネズミ類への対応策

1.各家庭でできること
・ネズミ類をみかけた場合は、むやみに手を出さないようしましょう。
・餌になるような食べ物を屋外に放置せず、ごみの処理に注意しましょう。
・捕獲器(2000円程度。アマゾンなどで購入可能です)を設置されている会員もおられます。
・「ネズミ捕りかご」「バネ式ネズミ捕り」のほか「忌避剤」「粘着ねずみ捕りシート」「超音波ネズミ撃退機」などの機材も販売されています。
・環境への影響を考慮し、駆除剤(殺鼠剤などの薬剤)の利用はお控えください。
・駆除を請け負う業者が訪ねてくることがありますが、法外な価格を提示するような悪質な業者(詐欺に近い)がいたり、窃盗目的(下見)の場合もあります。くれぐれもご注意ください。
・捕獲した個体や死骸の処分については、こちらなどを参考にしてください。

2.行政の対応
・相談窓口は都筑区環境衛生係で、駆除相談や捕獲機の貸し出し等を行っているようです。まずは下記サイトなどを参照したのちに、相談するようにしてください。

【都筑区のページへ】

【横浜市のページへ】

・都筑区福祉保健センター生活衛生課
電話:045-948-2356
ファクス:045-948-2388
メールアドレス:tz-eisei@city.yokohama.lg.jp
・都筑区福祉保健センター生活衛生課環境衛生係
電話:045-948-2358
ファクス:045-948-2354

3.すみれが丘町内会でできること
・すみれが丘町内会では本件については特に対応は実施していません。
・会員の皆さまにはこのような形で適宜情報提供を行いたいので、可能な範囲ですみれが丘町内会(下記メール)に目撃(捕獲)した日時・場所・種・個体の特徴などをお知らせください。
  ⇒ 情報の連絡先(メール) : info(アットマーク)sumiregaoka.com
【参考】 すみれが丘でのハクビシン確認情報について

イエネズミ類の特徴

1.「ドブネズミ」
・ネズミ目(齧歯類)ネズミ科クマネズミ属に属する大型のネズミ類の1種で、学名はRattus norvegicusです。


・(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F
・台所や下水道に穴居し、イエネズミ類の中で最大です。
・背面は褐色がかった灰色。腹面は灰色か、黄色がかった白色です。
・頭胴長:186~280 mm / 尾長:149~220 mm / 後足長:27~46 mm / 体重:150~500 g
・ドブネズミの尾率(尾長÷頭胴長)は100パーセント以下のものが多い(尾長は頭胴長よりやや短い傾向)が、クマネズミは、尾長が頭胴長と同じか、それより長いので区別できます。
・耳介は比較的小さく、前に倒しても目に達しません。これにより、クマネズミ(耳介が比較的大きく、前に倒すと目が隠れる)と区別することができます。
・下水のまわりや河川、海岸、湖畔や湿地など、水辺や湿った土地に棲息し、人家から遠く離れた場所ではあまり見られません。泳ぎも得意で、しばしば水中に飛び込みます。
・市街地では、下水、台所の流し、ゴミ捨て場、地下街、食品倉庫など、水が十分に摂取できる、比較的湿った場所を好みます。
・下水管の破れた部分や、コンクリートの下の隙間、公園、駅前、繁華街などの植え込みの地中、耕作地の堆肥の中などにトンネル状の巣穴を掘り、その中に巣室を設けるが、建物内やマンホール内、舗装道路上の物陰などに、紙やぼろきれを集めて巣とすることもあります。
・クマネズミと違って、高いところに登るのはあまり得意ではないため、主に地表や建物の下層階で生活し、上層階には少ないです。
・屋根裏を走り回るネズミは、たいていの場合クマネズミですが、ドブネズミは地下鉄の線路や地下街の通路に不意に現れ、人を驚かせることがあります。
・主に薄暮性で、活動は一般に日の入り直前と日の出直後にピークとなりますが、安全な場所では昼間も活動します。
・都市部では、明け方の飲食店街(特に、生ゴミの出されている周辺)や植え込みなどでみられます。
・雑食性ですが、クマネズミと比較すると、魚介類や肉など動物質のものを好んで食べます。ただし、その割合は棲息条件によっても大きく変わり、高蛋白質の餌を食べ、その代謝終産物である窒素を尿として排出するために、水分を多く摂取します(水辺を好むのはこれが理由)。
・1年中繁殖しますが、春秋にピークがあります。妊娠期間は21~24日。胎児数は1~18子で、平均8~9子を産みます。
・子は生後20日ほどで離乳し、8~12週で性成熟します。
・ドブネズミには、順位性やなわばり性が認められており、23~116kHzの超音波を発してコミュニケーションを行います。行動圏は通常30~70m以内です。
・ハツカネズミやクマネズミなどとは対照的に、非常に気性が荒く凶暴です。
・駆除する際に噛みつかれたり、人家など建物内に侵入して食べ物を漁って、その食べ物を人間が気づかずに食べてしまったことによる感染症といった事例が報告されています。
・ドブネズミは異常発生することがあり、各地の漁村や小島のほか、北海道で発生例が知られています。

2.「クマネズミ」

・人家の天井裏等を営巣場所やねぐらとします。
・東京都の調査では相談件数の9割がクマネズミとのことです。
・クマネズミ(熊鼠、英: black rat、学名:Rattus rattus)は、 ネズミ目(齧歯類)・ネズミ科・クマネズミ属に属する大型のネズミの一種です。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F)
・樹上生活が生活の中の重要な要素であったこともあり、高所への上り下りが得意です。
・英名でRoof rat(屋根ネズミ)ともいうように、天井裏を騒々しく駆け回るのはクマネズミです。
・頭胴長146~240mm / 尾長150~260mm / 後足長22~40mm /体重150~200g
・耳は比較的大きく、前に倒すと目が隠れます。これにより、ドブネズミ(耳が比較的小さく、前に倒しても目に達しない)と区別することができます。
・雑食性で、種実類(穀物や果実、またはその加工品)が食物の過半量を占め、動物質は比較的少ないです。動物の肉や魚介類はあまり好まないが、ゴキブリ、ガなど昆虫類は好んで食べるようです。水分補給のため、柔らかい茎や葉なども摂取します。
・クマネズミは他のネズミと比較し、捕獲籠などへの警戒心を強く持っており、発見されても捕獲されにくく、駆除が困難です。
・殺鼠剤に対しても、もともと警戒心をもつ上に、食べたとしても薬剤耐性のある肝臓の毒代謝能力が高いために死ににくいもの(スーパーラット)が近年では多く現れており、これも増加の一因となっています。
・妊娠期間は21~24日。胎児数は2~18子で、平均5.5子を産みます。子は生後20日ほどで離乳し、12~16週で性成熟します。寿命は、野外で1~2年です。

3.「ハツカネズミ」

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%84%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F)
・学名はMus musculus musculus です(ヨーロッパ東部およびアジア北部の種)
・ハツカネズミの成獣は、頭胴長57~91mm /尾長42~80mm / 体重は約10~25g
・体色は変異に富み、白色、灰色、褐色や黒色となる。短毛で腹側は淡い。耳と尾は非常に短い毛に覆われます。
・草地、田畑、河原、土手、荒れ地、砂丘などをはじめ、家屋や商業施設の周辺などの様々な環境に生息しています。
・雑食性で種子や穀物類、雑草や花を採食するほか、小型の昆虫類も捕食します。また、汚染された飼料はもとより、ペットフードや家畜飼料なども消費します。
・しばしば農業や家屋に被害をもたらすと考えられています。
・ハツカネズミも他のネズミのように疾病を媒介しますが、クマネズミほどは危険ではないと言われています。
・成熟するまで2~3か月。繁殖期は野生では春と秋ですが、生息環境によっては一年中繁殖することができます。
・夜行性で、単独または家族で生活し、人家では家具の隙間などに巣を作ります。河原や畑では、他の動物の掘った巣穴などを利用して生活します。
・一方で、実験用にも多用される面も持ちます。飼育されている個体では、寿命が約1年~2年ほどで、野生では4か月ほどが寿命と言われています。

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